#17

その宅配の文字、にせものかも。連休をねらう「偽メッセージ」に注意

チュソクの連休をねらった、にせの宅配メッセージに気をつけて、というニュースを、聞き取れるようにするための単語・文法・発音のカギをまとめました。

動画で聞く

全文(やさしい韓国語)

  1. 지금 한국은 추석 연휴라서 택배가 아주 많은 때예요.いま韓国はチュソクの連休で、宅配便がとても多い時期です。
  2. 그래서 택배 회사에서 온 것 같은 가짜 문자가 많아졌어요.それで、宅配会社から来たような、にせのメッセージが増えました。
  3. 주소가 틀렸다고 하면서 인터넷 주소를 보내요.住所が間違っていると言いながら、インターネットのアドレスを送ってきます。
  4. 그 주소를 누르면 휴대폰에 나쁜 앱이 설치돼요.そのアドレスを押すと、携帯電話に悪いアプリが入ります。
  5. 그러면 제 개인정보와 돈이 위험해져요.そうすると、私の個人情報とお金が危なくなります。
  6. 모르는 주소는 누르지 말고, 회사에 직접 전화해서 확인하세요.知らないアドレスは押さないで、会社に直接電話して確認してください。

全文(平易化なし・ニュース文体)

  1. 금융당국은 택배가 크게 늘어나는 추석 연휴를 앞두고, 택배나 과태료를 사칭한 가짜 문자에 대해 주의보를 내렸습니다.金融当局は、宅配が大きく増える、韓国のチュソクの連休を前に、宅配や反則金をよそおった偽のメッセージについて、注意報を出しました。
  2. 배송 주소에 문제가 있다거나 과태료가 밀렸다면서, 출처를 알 수 없는 주소를 보내 악성 앱 설치를 유도하는 수법입니다.配送先の住所に問題がある、反則金が滞っていると言って、出どころの分からないアドレスを送り、悪質なアプリを入れさせる手口です。
  3. 악성 앱이 설치되면 개인정보와 금융정보가 한꺼번에 빠져나가고, 금융감독원에 전화를 걸어도 사기범에게 연결되도록 조작됩니다.悪質なアプリが入ると、個人情報と金融情報が一度に抜き取られ、金融監督院に電話をかけても、詐欺犯につながるように操作されます。
  4. 당국은 출처가 불분명한 인터넷 주소는 누르지 말고, 배송이나 과태료는 기관의 공식 앱이나 대표번호로 직접 확인해 달라고 당부했습니다.当局は、出どころのはっきりしないインターネットアドレスは押さず、配送や反則金は機関の公式アプリか代表番号で直接確認してほしい、と呼びかけました。

ことば

사칭 サチン

かたる・なりすます(漢字語=詐称)

サチン。漢字で書くと、詐称です。ほかの人や会社の名前を、自分のもののように使うこと。日本語では、〜をかたる、〜になりすます、と訳します。キョンチャルル サチンハン チョナ、と言えば、警察をかたる電話、です。今回のニュースでは、テクペルル サチンハン ムンチャ、宅配をかたるメッセージ、という形で出てきます。事件を伝えるニュースには、たびたび出てくることばです。

출처 チュルチョ

出どころ・出典(漢字語=出処)

チュルチョ。漢字で書くと、出処です。ものや情報が、どこから来たのか、ということ。日本語の、出どころ、出典、にあたります。チュルチョガ プルブンミョンハダ、と言えば、出どころがはっきりしない、です。今回は、チュルチョルル アル ス オムヌン チュソ、出どころの分からないアドレス、という形で出てきます。

수법 スポプ

手口(漢字語=手法(日本語より狭く、犯罪のやり方を指す))

スポプ。漢字で書くと、手法です。ただし日本語の手法より使いどころがせまく、犯罪のやり方、つまり、手口、という意味でほとんど使われます。シンジョン スポプ、と言えば、新しい手口。事件のニュースの、決まり文句です。今回は、ソルチルル ユドハヌン スポプ、アプリを入れさせる手口、という形で、文の終わりに出てきます。

유도하다 ユドハダ

仕向ける・誘い込む(漢字語=誘導する)

ユドハダ。漢字で書くと、誘導する、です。相手が自分からそうするように、仕向ける、という意味。日本語の誘導とほとんど同じですが、ニュースでは、悪いほうへ引き込む場面でもよく使われます。今回は、ソルチルル ユドハダ、インストールをさせるよう仕向ける、という形で出てきます。

빠져나가다 パジョナガダ

抜け出る・流れ出る(固有語の組み合わせ(빠지다+나가다))

パジョナガダ。パジダ、抜ける、に、ナガダ、出ていく、を足した固有語です。人がその場から抜け出す、という意味のほかに、お金や情報が外へ流れ出る、という意味でも使います。トニ パジョナガダ、と言えば、お金が出ていく、です。今回は、ハンコボネ パジョナガダ、一度に抜き取られる、という形で出てきます。

文法(ニュースの型)

-다거나〜だとか、〜だったりと(内容を二つ以上ならべる引用)

一つ目は、タゴナ。〜だとか、〜だったり、という型です。ムンジェガ イッタゴナ クァテリョガ ミルリョッタヌン。問題があるとか、反則金が滞っているという。タ、のところが引用、ゴナ、のところが、あれこれ並べる役割です。偽のメッセージの文面のように、いくつもの言い方をまとめて示すときに使います。

배송 주소에 문제가 있다거나 과태료가 밀렸다면서, 출처를 알 수 없는 주소를 보내 악성 앱 설치를 유도하는 수법입니다. 配送先の住所に問題がある、反則金が滞っていると言って、出どころの分からないアドレスを送り、悪質なアプリを入れさせる手口です。

-도록〜するように(そうなる結果を作り出す)

二つ目は、トロク。〜するように、という型です。ヨンギョルテドロク チョジャクトムニダ。つながるように、操作されます。うしろの動作が、前の状態を作り出す、という関係を表します。〜するために、と訳せる場合もありますが、この文のように、結果としてそうなるように、という意味でも使います。

악성 앱이 설치되면 개인정보와 금융정보가 한꺼번에 빠져나가고, 금융감독원에 전화를 걸어도 사기범에게 연결되도록 조작됩니다. 悪質なアプリが入ると、個人情報と金融情報が一度に抜き取られ、金融監督院に電話をかけても、詐欺犯につながるように操作されます。

-아/어 달라고 당부했습니다〜してほしいと呼びかけました

三つ目は、タルラゴ タンブヘッスムニダ。〜してほしいと、呼びかけました、です。ファギネ タルラゴ タンブヘッスムニダ。確認してほしいと呼びかけました。タルラゴ、は、自分にそうしてほしい、と頼む言い方を、そのまま引用する形。役所や警察のお知らせを伝えるニュースの、締めの決まった言い方です。

당국은 출처가 불분명한 인터넷 주소는 누르지 말고, 배송이나 과태료는 기관의 공식 앱이나 대표번호로 직접 확인해 달라고 당부했습니다. 当局は、出どころのはっきりしないインターネットアドレスは押さず、配送や反則金は機関の公式アプリか代表番号で直接確認してほしい、と呼びかけました。

発音(音の変化)

금융감독원에 → [금늉감도궈네/그뮹감도궈네] クムニュン/クミュン ガムドグォネ

一つ目は、金融監督院に、という言い方です。금융감독원에 전화를 걸어도。はじめの金融には、標準の読み方が二つあります。ミウムのパッチムのあとに、ユの音が続くと、あいだにンの音が入って、クムニュン。そして、文字どおり、パッチムを次の音につなげた、クミュン。どちらも正しい発音で、いまの音声は、クミュンのほうです。금융감독원에 전화를 걸어도。ニュースでは、両方の読み方が聞こえます。

알 수 없는 → [알 쑤 엄는] アル ス オムヌン

二つ目は、分からない、という、アル ス オムヌン、です。출처를 알 수 없는 주소。ここでは、二つの変化が重なります。まず、アル、のうしろの、ス、が、つまった強い音に変わります。そして、オプスン、と書く部分は、実際には、オムヌン。パッチムのあとにニウンが続くので、鼻から抜ける音になります。출처를 알 수 없는 주소。ニュースでとてもよく使われる言い方です。

出典:韓国の金融当局が連休を前に出した、文字メッセージ詐欺への注意喚起(2026年9月20日)/全北警察庁の呼びかけ(9月16日)/各社報道/本文は当チャンネルが書き下ろした韓国語です。

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