右耳に韓国語、左耳に日本語。
聞き流しはモノラル。OtoOi はステレオ。日本語と韓国語を少し時間差をつけて重ねて聞く「ステレオ・リスニング」。語順が同じだから、文の流れがそのまま並んで進む。通勤の30分が、字幕なしで観る近道に変わる。
読めるのに、聞き取れない。
定番のアプリも単語帳も一通りやった。なのにドラマは字幕なしだと聞き取れない。文字なら読めても、かなり遅い。ネイティブの速さになると、分かるはずの単語が消えていく。この「読めるのに聞き取れない」状態は、語彙不足というより、リスニングの自動化がまだ起きていないことが大きい。
なぜ「聞き流し」は効かなかったのか。
ただ流すだけ(=モノラルの聞き流し)では、意味の分からない音は雑音のまま通り過ぎる。意味と音を、語順をそろえて同時に重ねるから、脳が対応づけられる。それがステレオ・リスニングです。
日韓だからこそ、よく効く。
- タイムラグ再生:日本語 → 少し遅れて韓国語(時間差は調整できます)。SOV の語順が一致するので、意味のかたまりと音のかたまりがズレずに並走する(語順が違うペアでは、ここまで素直には並びません)。
- 3つの再生モード:意味理解 / リスニング / 左右分離(左耳=日本語・右耳=韓国語)。
- 学習3層:耳で聞く → 追いかけ字幕で目で確認 → 穴埋めで手を動かす。
- 漢字語という武器:韓国語の語彙の多くは漢字由来。日本語話者なら一気に増やせる。
A1から、順次。
今は A1(初級)から。これから A2 → B1 へ順次リリースし、最終的に初見の韓国ドラマを字幕なしで観る耳まで連れて行ってくれる仕組みに育てます。まだ作っている最中で、効果を数字で言えるようになるまでは大げさなことは言いません。
つくっている人
今井豊|OtoOi 個人開発者・タイムラグ再生学習法の発明者(特許出願済)
韓国語は2012年ごろから。長いブランクもはさみながら、いまも同じ「中級の壁」の前にいます。読めても、かなり遅い。ネイティブの速さになると、もう聞き取れない。何をやっても、その壁は越えられませんでした。日本語と韓国語は語順が一致する——その特性を活かして、意味と音を並走させる「ステレオ・リスニング」を Build in Public でつくっています。同じ壁にぶつかっている人と、一緒に確かめながら乗り越えたい。
特許出願済 特願2026-091836
最新のノート
ブログをすべて見る →-
「音変化 完全攻略」を作りました ― 10ルールを出る順に、47分で全部まわす
韓国語が聞き取れない大きな理由のひとつは、知っている単語が綴りと違う音で発音されていることです。ドラマ・映画の字幕から無作為に選んだ約10万文を機械で調べると、86%の文で音が綴りと変わっていました。その化け方のルール実質10個を、1本の動画で全部まわせるようにしました。ただ観るだけでなく、耳で確かめて手で書き取る作りで、設計の根拠になった研究も添えています。作った理由と設計を書きます。
-
「発音できない音は聞き取れない」は本当か ― 研究が示す「耳が先」の順序
「聞き取りは耳じゃなくて口で伸びる」という説をSNSでよく見かけます。診断としては鋭い指摘を含む一方、研究の証拠はむしろ逆方向を指しています。口をいっさい動かさない聞き分け訓練だけで発音まで改善した実験、25年分の研究を統合したメタ分析、そして覚えたての音を声に出すと学習がかえって妨げられたという報告まで。出典つきで、韓国語リスニングの「順序」を整理します。
-
「今週の韓国」を始めました ― 今週のニュースを、韓国語リスニングの教材にする
韓国の今週のニュースを、そのまま韓国語リスニングの教材にする新しいレーン「今週の韓国」を YouTube で始めました。同じニュースを初級・中級・上級の3レベルで聞ける短い動画と、単語・文法・発音の解説動画。otooi.com には各回の全文と解説のアーカイブも用意しています。なぜニュースなのか、どう作っているのかを正直に書きます。
いまは YouTube で、レッスンや物語を毎週公開しています。まずは動画で、ステレオ・リスニングを体験してください。
YouTube を見る