#16

チュソクの贈り物はネットで、家族へ。果物は「食べる分だけ」の小分けが人気

チュソクの贈り物の買い方と贈り先が、変わってきている、というニュースを、聞き取れるようにするための単語・文法・発音のカギをまとめました。

動画で聞く

全文(やさしい韓国語)

  1. 다음 주 금요일은 한국의 큰 명절, 추석이에요.来週の金曜日は、韓国の大きな名節、チュソクです。
  2. 추석에는 가족이나 가까운 사람에게 선물을 보내요.チュソクには、家族や近しい人に、贈り物を送ります。
  3. 요즘은 인터넷으로 선물을 사는 사람이 많이 늘었어요.最近は、インターネットで贈り物を買う人が、とても増えました。
  4. 그리고 가까운 가족에게만 선물을 보내는 사람도 많아졌어요.そして、近い家族にだけ贈り物を送る人も多くなりました。
  5. 과일 선물도 큰 상자보다 작은 상자가 인기예요.果物の贈り物も、大きい箱より、小さい箱が人気です。
  6. 먹을 만큼만 사면, 음식을 남기지 않으니까요.食べる分だけ買えば、食べ物を残さないからです。

全文(平易化なし・ニュース文体)

  1. 농촌진흥청이 수도권 소비자를 대상으로 조사한 결과, 추석 선물을 온라인으로 사는 비중이 10년 전 9.0%에서 최근 37.4%로 늘었습니다.農村振興庁が首都圏の消費者を対象に調べた結果、秋夕の贈り物をオンラインで買う割合が、10年前の9.0パーセントから、最近は37.4パーセントに増えました。
  2. 선물을 주고받는 대상도 달라져, 형식적인 인사보다 가까운 가족을 먼저 챙긴다는 응답이 가장 많았습니다.贈り物をやり取りする相手も変わり、形式的なあいさつより、近い家族を先に気づかうという回答が、最も多くなりました。
  3. 과일 선물은 대용량보다 소포장을 찾는 사람이 늘어, 먹을 만큼만 사겠다는 응답이 많았습니다.果物の贈り物は、大容量より小分けを選ぶ人が増え、食べる分だけ買う、という回答が多くなりました。
  4. 값보다 실속을 따지는 소비가 늘면서, 명절 선물의 무게 중심도 형식에서 마음으로 옮겨 가고 있는 셈입니다.値段より中身を重んじる消費が広がり、名節の贈り物の重心も、形式から気持ちへと移ってきているわけです。

ことば

소포장 ソポジャン

小分け包装(漢字語=小包装(소=小 + 포장=包装))

ソポジャン。漢字で書くと、小包装。ポジャンが、包装です。食べきれる量だけを入れた、小さなパックのことを指します。日本語の、小分け、にあたることばです。今回のニュースでは、ソポジャンウル チャンヌン サラム、小分けを選ぶ人、という形で出てきます。スーパーの棚でも、よく見かけることばです。

실속 シルソク

中身・実利(실=実(漢字) + 속=中身(固有語))

シルソク。実、という漢字に、ソク、中身、を足したことばです。見た目や体裁ではなく、中身が詰まっていること、得になること、を指します。シルソギ イッタ、中身がある、という言い方もよく使います。今回は、シルソグル タジヌン ソビ、中身を重んじる消費、という形で、締めの文に出てきます。

응답 ウンダプ

回答(アンケートの)(漢字語=応答(日本語の「応答」とは使いどころがずれる))

ウンダプ。漢字で書くと、応答。日本語の応答は、呼びかけに返事をする、という意味ですが、韓国語では、アンケートの回答、という意味でとてもよく使われます。調査を伝えるニュースには、必ずと言っていいほど出てきます。今回は、ウンダビ カジャン マナッスムニダ、という回答がいちばん多かった、という形で出てきます。

챙기다 チェンギダ

気にかけて用意する・面倒をみる(固有語(訳し分けの幅が広い))

チェンギダ。ひとことでは訳しにくい、便利な固有語です。忘れずに持っていく、きちんと用意する、そして、人を気にかけて面倒をみる。この三つをまとめて表します。カジョグル チェンギダ、と言えば、家族を大事にする、という意味になります。今回は、カジョグル モンジョ チェンギンダヌン、家族を先に気づかうという、という形で出てきます。

따지다 タジダ

細かく見る・こだわる(固有語(값을 따지다=値段にこだわる))

タジダ。細かく調べて、よく考える、という固有語です。値段や条件を、ひとつずつ確かめる場面で使います。カプスル タジダ、と言えば、値段にこだわる、ということです。今回は、カプポダ シルソグル タジヌン、値段より中身を重んじる、という形で、さきほどのシルソクと並んで出てきます。

文法(ニュースの型)

-을/를 대상으로〜を対象に(調査の相手を示す)

一つ目は、ウル テサンウロ。〜を対象に、という型です。スドクォン ソビジャルル テサンウロ チョサハン キョルグァ。首都圏の消費者を対象に、調べた結果。調査のニュースは、まず、誰に聞いたのかを、この形で示します。テサン、対象、は日本語と同じ漢字語なので、耳に残りやすいはずです。

농촌진흥청이 수도권 소비자를 대상으로 조사한 결과, 추석 선물을 온라인으로 사는 비중이 10년 전 9.0%에서 최근 37.4%로 늘었습니다. 農村振興庁が首都圏の消費者を対象に調べた結果、秋夕の贈り物をオンラインで買う割合が、10年前の9.0パーセントから、最近は37.4パーセントに増えました。

-겠다는 응답〜するという回答(これからの意思+引用)

二つ目は、ケッタヌン ウンダプ。〜する、という回答、です。ケッ、のところが、これからそうするつもりだ、という気持ちを表します。それを、タヌン、という引用の形でつないで、うしろの名詞にかけています。サゲッタヌン ウンダプ、買うつもりだ、という回答。調査の結果を伝える文の、決まった形です。

과일 선물은 대용량보다 소포장을 찾는 사람이 늘어, 먹을 만큼만 사겠다는 응답이 많았습니다. 果物の贈り物は、大容量より小分けを選ぶ人が増え、食べる分だけ買う、という回答が多くなりました。

-는 셈입니다〜というわけです(まとめの締め)

三つ目は、ヌン セミムニダ。〜というわけです、という型です。オムギョ カゴ インヌン セミムニダ。移ってきている、というわけです。セム、は、計算、勘定、という意味のことば。数字や事実を並べたあとで、つまりこういうことだ、と受け直す、締めの言い方です。

값보다 실속을 따지는 소비가 늘면서, 명절 선물의 무게 중심도 형식에서 마음으로 옮겨 가고 있는 셈입니다. 値段より中身を重んじる消費が広がり、名節の贈り物の重心も、形式から気持ちへと移ってきているわけです。

発音(音の変化)

값보다 → [갑뽀다] カプポダ

一つ目は、値段より、という意味の、カプポダ、です。값보다 실속을。はじめの字は、パッチムが二つ重なっていますが、実際に読むのは、前のひとつだけです。そして、うしろの、ポ、が、つまった強い音に変わります。값보다 실속을。パッチムが二つある字の、代表的な読み方です。

찾는 사람이 → [찬는 사라미] チャンヌン サラミ

二つ目は、選ぶ人が、という、チャンヌン サラミ、です。소포장을 찾는 사람이。文字のとおりなら、チャッ、ヌン、と読めそうですが、実際の音は、소포장을 찾는 사람이。チウッのパッチムのあとに、ニウンが続くと、前の音が、鼻から抜ける、ンの音に変わります。そのうしろでは、サラム、人、の、ム、が、イ、とくっついて、サラミ、になります。二つの変化が続けて起きるところです。

出典:農村振興庁「秋夕の農食品消費者調査」(2026年8月21〜22日に首都圏の消費者1000人へオンライン調査・9月発表)/各社報道/本文は当チャンネルが書き下ろした韓国語です。

「今週の韓国」は YouTube で毎週配信しています。この回はアプリでも一文ずつ読めます。これまでの回の一覧へ